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【はちみつ表示義務化】赤ちゃんはなぜ“はちみつ”を食べてはいけないの?

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農業と発酵のアグクルです。
今日のテーマは「はちみつ」です。

 

2018年9月14日にこんなニュースが流れました。

昨年、離乳食ではちみつを食べていた赤ちゃんが亡くなったというニュースがありました。
これ以降、厚生労働省も喚起をしていましたが、ついに表示義務化の方向に動いたようです。

「赤ちゃんははちみつを食べてはいけない。」とよく言われるけれど、なんでいけないのか?その代わりにどうすればいいのか?など疑問は数多くあるかもしれません。

 

今回は「赤ちゃん・はちみつ」という2つのキーワードについて深く掘り下げます。

 赤ちゃんがはちみつを食べると乳児ボツリヌス症になる可能性がある

乳児ボツリヌス症という言葉が出てきましたが、このボツリヌスというのは菌の名前です。
赤ちゃんだけでなく、大人にも脅威であるボツリヌス菌についてまずはじめに説明をします。

ボツリヌス菌とは?

ボツリヌス菌とは、嫌気性菌という酸素を嫌う性質を持った細菌です。
密封された瓶詰や真空パックなどの製品の中で増殖し、食中毒を引き起こします。

 

またボツリヌス菌は、世界各地の土の中に広く存在しています。
嫌気性なので、酸素があるところでは発育できませんが、条件が揃うと増殖し、毒素を出します。

ボツリヌス菌のよって発症するボツリヌス症

ボツリヌス症とは、ボツリヌス菌が生み出すボツリヌス神経毒素によって起こる、全身に神経麻痺を生じる病気です。

 

この危険性は人間だけではありません。
これまで毒素に汚染された餌を食べた家畜が発症したこともあります。

ボツリヌス毒素による致死量

ボツリヌス菌は自然界最強の毒素を持っています。
成人男性であってもわずか0.7μg~0,9μgで亡くなってしまいます。
ボツリヌス菌が1gで約100万人の致死量に該当します。

乳児ボツリヌス症とは?

さて次は、赤ちゃんに関するボツリヌス菌の話になります。

 

乳児ボツリヌス症とは、ボツリヌス菌の芽胞が1歳未満の赤ちゃんの体内に入り、体内で増殖して、毒出す症状です。

 

通常、大人であれば食品の中にボツリヌス菌の芽胞が含まれていても腸内細菌がやっつけてくれるので大丈夫です。

 

しかし赤ちゃんは腸内細菌の数や種類が少なく、消化管が短いため、やっつけることができないのです。

 

1歳を過ぎると徐々に腸内も機能が成長してくるので、安全にはなってきますが、様子をみて赤ちゃんにはあげるようにするのが良いと思います。

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大人も危険!実はボツリヌス菌による症状には種類がある

ボツリヌス菌による症状には種類があります。
1つは先ほどから挙げている赤ちゃんに影響する乳児ボツリヌス症です。

 

一見するとボツリヌス菌の危険性は、赤ちゃんだけに思えます。
しかし成人にもボツリヌス菌は危険なのです。

 

それがボツリヌス食中毒です。

 

乳児ボツリヌス症の場合は、ボツリヌスの芽胞が体内に入り、生育・増殖して起こります。
実はこの芽胞の状態では、毒素を出していません。

 

なので体の弱い赤ちゃんは退治することができず、ボツリヌス菌を生育させてしまいますが、大人の場合は生育する前に腸内細菌によって退治しているのです。

 

ではどんな時にボツリヌス食中毒になるのでしょうか?
それは、すでに食品中でボツリヌス菌が生育しており、毒素を排出していて、それを口にしてしまったときです。

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はちみつ内ではボツリヌス菌は生育しない

ボツリヌス菌が含まれているので、赤ちゃんは口にしてはいけません。
果たしてボツリヌス菌がはちみつの中で生育して、毒素を放ち、大人にも影響することはないのでしょうか?

 

その結果は、「ない」と言われています。
はちみつの持つ殺菌力によって、ボツリヌス菌の働きを止めているようです。

 

はちみつの殺菌効果については、より詳しいエビデンスを現在調査中であります。

 

※注意点として、病気の治療で体が弱っており、腸内細菌の活動が活発でない方は中毒症状も起こす可能性があります。

赤ちゃんがはちみつを食べるとどうなるか?

赤ちゃんがはちみつを食べると乳児ボツリヌス症になる可能性がありますが、実際にどんな症状が出るのでしょうか。

 

厚生労働省によると以下の症状が出るとされています。

 

  • 便秘
  • 哺乳力の低下
  • 元気の消失
  • 泣き声の変化
  • 首の座りが悪くなる

 

ほとんどの場合は治療によって完治しますが、亡くなってしまったこともあります。

(厚生労働省:ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。

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最後に

いかがだったでしょうか?
ボツリヌス菌の危険性についてはもちろんですが、抱いていた疑問などは解決できましたでしょうか。

 

はちみつに対する表示の義務化は、2019年の夏を目標に規約を改正し、表示基準を設けるとのことです。

 

はちみつのように健康にはいいけれど、使えない人がいる食品はしっかりと注意点を明記してみんなが心地よく使えるようにできればいいですね。

 

今後は、ボツリヌス菌食中毒や乳児ボツリヌス症に対して、食品業者はどのような対策をしており、赤ちゃんに対していい方法はないのかなどを発信できればと思っております。

 

もしわからない点、もっと気になる点などありましたら、是非とも気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ | 株式会社アグクル

ありがとうございました。

 

 

【商品紹介】はちみつは使えないけど、糀なら使うことができる

「ボツリヌス菌の影響ではちみつは使えないけれど、白砂糖も使いたくない。」 
「うちの子は少し甘い方が食が進むけれど、いい甘味料がない。」
「はちみつはだめだけれど、甘酒って赤ちゃんに飲ませてもいいんですか?」

 

私たちが活動をする中でこのような声をよく耳にします。
アグクルでは、お米だけの発酵させて、お米の甘さを利用し甘味料を開発いたしました。

 

その名も「おりぜ・あまこうじ」です。

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「おりぜ・あまこうじ」はお米の発酵食品“糀”を使用した甘味料で、糀だけを利用した甘酒の仲間になります。

 

<みなさんの心の中の想いを形にしました!>

 

  1. はちみつは使いたくないけど、自然の甘味を使いたい
  2. 白砂糖を使うなら何も入れないで素材だけの離乳食を作る
  3. 甘酒だとアルコール入っているものもあるからよくわからない

 

糀には甘味料としての甘さだけでなく、さらに便秘の解消につながる効果もあります。
便秘に悩む赤ちゃんや食事がなかなか進まない赤ちゃんの寄り添う商品になれればと思っています。

 

現在はふるさと納税としても商品を出しております。
アグクル想いも知っていただけたら嬉しいです。

 

よろしくお願いいたします。